実家の売却前の片付け費用は?間取り別の相場と安くするコツ
【本記事には広告(PR)を含みます。】
不動産会社に実家の売却を相談したら、「引き渡しまでに家の中を空にしてください」と言われた。業者に頼むしかなさそうだけれど、いくらかかるのか見当がつかない。電話したら言い値で決められてしまいそうで怖い。
一軒家なら20万円〜数十万円が目安です。ただ、金額は物の量と運び出しやすさで大きく変わります。業者に電話する前に、相場と、見積もりで確かめることを押さえておいてください。
一軒家の片付け費用は20万円〜数十万円が目安
片付け業者の料金を決めるのは、部屋の数よりも物の量と運び出しやすさです。各社が出している目安をならすと、次のくらいになります。
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1K〜1DK | 数万円〜10万円前後 |
| 1LDK〜2DK | 6万〜20万円前後 |
| 2LDK〜3DK | 12万〜30万円以上 |
| 3LDK〜4LDK・一軒家 | 20万円〜数十万円。物が多いと100万円近くになることも |
幅が広いのは、条件で値段が大きく動くからです。押し入れや物置、倉庫の中身まで含めるか。階段しかない2階からの運び出しや、トラックが家の前に止められない立地か。エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機といった家電リサイクル品がいくつあるか。庭の物置や植木、ブロック塀まで頼むか。親が長く暮らした一軒家は、このどれかに当てはまることがほとんどです。
言い値で決められないために、2〜3社に家を見てもらう
国民生活センターの注意喚起(見守り新鮮情報 第525号)は、遺品整理サービスは作業内容も料金もばらばらなので、複数の業者から見積もりを取って比べるよう呼びかけています。作業の途中で追加料金を求められる例も挙げられていました。
高い請求を避けるいちばんの方法は、比べられる状態にしておくことです。1社目の金額が高いか安いかは、2社目を見るまで分かりません。
電話で問い合わせると、たいてい次のことを聞かれます。手元にメモしておくと、話が早く、概算もずれにくくなります。
- 間取りと、物が多い部屋(押し入れ・物置・倉庫も含めて)
- 家の前にトラックを止められるか、2階からの運び出しがあるか
- 大きな家電と家具のおおよその数
- 作業の希望時期(売却の引き渡し日から逆算して)
見積もりの場で確かめたいのは次のあたりです。
- 電話やメールの概算ではなく、家を見たうえでの金額か
- 何をしたら追加料金になるのか。書面でもらえるか
- 作業日の何日前までならキャンセル料がかからないか
- 骨董や着物、家電などを買い取って、費用から差し引いてくれるか
「中を空に」と言われても、全部を業者に頼む必要はない
不動産会社が「空にしてください」と言うのは、仲介で一般の人に売る前提だからです。売り方が変われば、片付けの範囲も変わります。
| 売り方 | 片付けの範囲 |
|---|---|
| 仲介で売る | 引き渡しまでに空にするのが基本。内見の前にある程度片付いていると印象がよい |
| 買取で売る | 貴重品と残したい物を持ち出すだけで済むことが多い |
| 解体して土地で売る | 家の中の物の処分を解体業者が見積もりに入れることもある(別料金になりやすい) |
片付け業者に電話する前に、不動産会社に「荷物があるままの買取はできますか」と一度聞いてみてください。 自社で買い取っている会社や、買取業者を紹介してくれる会社もあります。片付け費用と買取で下がる金額を比べてから決めても遅くありません。
費用を下げるなら、売れる物と自治体のごみを先に分ける
業者に頼む量が減れば、費用は下がります。
着物、骨董、ブランド品、比較的新しい家電は、リサイクル店や買取業者に先に売ると、処分費が減るうえにお金になることもあります。衣類や食器、紙類は、自治体のごみの日に少しずつ出せる量です。大きな家具は自治体の粗大ごみを使うと、業者より安く済むことがあります。売れやすい品物と売る前の注意は実家の片付けで売れるものにまとめました。
ただ、実家が遠いなら、通う交通費のほうが高くつくこともあります。自分でやるときの順番は遺品整理の手順に書きました。
片付けずに、買取で売ってしまう手もある
買取なら、荷物が残ったままでも引き取ってもらえることが多いです。片付け費用を払って仲介で売るのと、どちらの手取りが多いかは残置物そのままで売れるかで比べています。