空き家の管理代行は月いくら?自分で通う費用と比べて決める
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新幹線で片道2時間半。2か月に1回、実家の様子を見に行っている。往復の切符代だけで、行くたびに数万円が消える。これなら、業者に管理を頼んだほうが安いのではないか。
管理代行の料金は、外回りの見回りだけを頼むか、室内の換気や通水まで頼むかで大きく変わります。この記事では、自治体の資料で確かめた料金の例と、頼み先の種類、自分で通う費用との比べ方をまとめました。
料金は「外回りだけ」か「室内まで」かで変わる
管理代行のサービスは、だいたい2つの段階に分かれています。
| 内容 | やってくれること |
|---|---|
| 外回りの見回り | 外から建物や塀を目で見て確かめる。郵便受けの確認。写真で報告 |
| 室内まで含む管理 | 外回りに加えて、家の中に入って窓を開けて換気、水を流す(通水)、雨漏りやカビの確認 |
たとえば千葉県松戸市が紹介している宅建業者の「空き家みまもりサービス」も、外観の確認を基本に、建物の中の通風・通水まで確かめるプランを分けています(松戸市の資料)。
料金の一例として、三重県伊賀市の資料では、外観の見回りが1時間1回で税込1,650円、写真報告付きで1,980円、室内の空気の入れ替えと簡単な清掃、草引きを含む2時間のプランが1回税込3,100円となっていました(伊賀市の資料)。民間の管理会社は月額の定額制が多く、内容と回数で料金が変わります。1回あたりの料金と、月に何回来てくれるかを、必ずそろえて比べてください。
頼み先は4種類。それぞれ得意なことが違う
| 頼み先 | 特徴 |
|---|---|
| 空き家の管理会社 | 換気・通水・清掃まで一通り。報告書や写真が丁寧なことが多い |
| 地元の不動産会社 | 管理と一緒に、売却や賃貸の相談もできる |
| 警備会社 | 見回りに加えて、防犯や異常時の駆けつけに強い |
| シルバー人材センター | 料金が比較的安い。草取りや庭の手入れも頼みやすい。対応は地域によって違う |
庭木や草が多い家なら、シルバー人材センターや剪定の業者に庭だけ頼み、見回りは別に頼む、という組み合わせもできます。
自分で通う費用と比べて決める
比べ方は単純です。
- 自分で通う費用を出す:往復の交通費 × 1年に通う回数
- 代行の年額を出す:1回の料金 × 1年の回数(月額制なら月額 × 12)
- 2つを並べる。自分で通う場合は、休みをつぶす分と体力も考える
仮の数字で、往復の新幹線代が3万円、2か月に1回通うなら、年に18万円です。同じ年18万円で、代行なら毎月来てもらえることもあります。逆に、車で1時間の距離なら、自分で通うほうが安く済むでしょう。
頼む前に確かめておきたいこと
- 鍵の預け方と、預けた鍵の管理のしかた
- 1回の報告で何が届くか(写真の枚数、チェックした項目)
- 台風や大雪のあとに、臨時で見に行ってくれるか。その料金
- 雨漏りなどが見つかったとき、修理の手配までしてくれるか
- 解約するときの条件
管理代行は「時間を買う」ための費用
管理代行を頼んでも、固定資産税や火災保険、修繕費は別にかかり続けます。代行はあくまで、売るか持ち続けるかを決めるまでの時間を、家を傷ませずに稼ぐための費用です。
誰も住む予定がないなら、代行を頼むのと同時に、手放した場合の金額も一度調べておくと、何年頼み続けるかの目安が立ちます。