公開 2026-11-03

空き家の管理代行は月いくら?自分で通う費用と比べて決める

【本記事には広告(PR)を含みます。】

新幹線で片道2時間半。2か月に1回、実家の様子を見に行っている。往復の切符代だけで、行くたびに数万円が消える。これなら、業者に管理を頼んだほうが安いのではないか。

管理代行の料金は、外回りの見回りだけを頼むか、室内の換気や通水まで頼むかで大きく変わります。この記事では、自治体の資料で確かめた料金の例と、頼み先の種類、自分で通う費用との比べ方をまとめました。

料金は「外回りだけ」か「室内まで」かで変わる

管理代行のサービスは、だいたい2つの段階に分かれています。

内容やってくれること
外回りの見回り外から建物や塀を目で見て確かめる。郵便受けの確認。写真で報告
室内まで含む管理外回りに加えて、家の中に入って窓を開けて換気、水を流す(通水)、雨漏りやカビの確認

たとえば千葉県松戸市が紹介している宅建業者の「空き家みまもりサービス」も、外観の確認を基本に、建物の中の通風・通水まで確かめるプランを分けています(松戸市の資料)。

料金の一例として、三重県伊賀市の資料では、外観の見回りが1時間1回で税込1,650円、写真報告付きで1,980円、室内の空気の入れ替えと簡単な清掃、草引きを含む2時間のプランが1回税込3,100円となっていました(伊賀市の資料)。民間の管理会社は月額の定額制が多く、内容と回数で料金が変わります。1回あたりの料金と、月に何回来てくれるかを、必ずそろえて比べてください。

頼み先は4種類。それぞれ得意なことが違う

頼み先特徴
空き家の管理会社換気・通水・清掃まで一通り。報告書や写真が丁寧なことが多い
地元の不動産会社管理と一緒に、売却や賃貸の相談もできる
警備会社見回りに加えて、防犯や異常時の駆けつけに強い
シルバー人材センター料金が比較的安い。草取りや庭の手入れも頼みやすい。対応は地域によって違う

庭木や草が多い家なら、シルバー人材センターや剪定の業者に庭だけ頼み、見回りは別に頼む、という組み合わせもできます。

自分で通う費用と比べて決める

比べ方は単純です。

  1. 自分で通う費用を出す:往復の交通費 × 1年に通う回数
  2. 代行の年額を出す:1回の料金 × 1年の回数(月額制なら月額 × 12)
  3. 2つを並べる。自分で通う場合は、休みをつぶす分と体力も考える

仮の数字で、往復の新幹線代が3万円、2か月に1回通うなら、年に18万円です。同じ年18万円で、代行なら毎月来てもらえることもあります。逆に、車で1時間の距離なら、自分で通うほうが安く済むでしょう。

頼む前に確かめておきたいこと

管理代行は「時間を買う」ための費用

管理代行を頼んでも、固定資産税や火災保険、修繕費は別にかかり続けます。代行はあくまで、売るか持ち続けるかを決めるまでの時間を、家を傷ませずに稼ぐための費用です。

誰も住む予定がないなら、代行を頼むのと同時に、手放した場合の金額も一度調べておくと、何年頼み続けるかの目安が立ちます。

関連する記事

まとめ記事空き家の火災保険は入れない?相続した実家が断られる理由と入れる保険の探し方