空き家の管理はどのくらいの頻度で?遠方の実家を自分で見に行くときのやること一覧
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父が亡くなって半年。片道3時間の実家には、もう誰も住んでいない。空き家は月1回は見に行ったほうがいいと聞くけれど、仕事があって2〜3か月に1回がやっと。行っても、窓を開けて少し掃除して、それで帰ってくるだけになっている。
空き家の管理は、月1回が目安とされることが多いです。ただ、遠方で毎月は通えないなら、行く回数を増やすより、1回でやることを決めておくほうが効きます。 この記事では、1回の訪問でやることのチェックリストと、通えない月の補い方をまとめました。
月1回が目安とされるのは、湿気と水回りが1か月で傷むから
人が住まない家は、空気が動かず湿気がこもります。押し入れや畳にカビが出て、木の部分が傷み始めます。水を流さない排水口は、トラップと呼ばれる部分の水が乾いて、下水のにおいや虫が上がってくることがあります。月1回が目安と言われるのは、このあたりの傷みが1か月ほどで出始めるからです。
逆に言えば、月1回行けなくても、換気と通水がしっかりできていれば、傷みの進み方はゆるやかにできます。
1回の訪問でやることのチェックリスト
着いたら、この順に回ると1〜2時間で終わります。
| 場所 | やること |
|---|---|
| 換気 | すべての窓と押し入れ、クローゼットの戸を開けて、30分〜1時間ほど風を通す |
| 通水 | 台所・洗面所・風呂・トイレの水を、それぞれ1分ほど流す。排水口のにおいも確かめる |
| 郵便 | ポストの中を全部回収する。チラシがたまると、空き家だと分かりやすくなる |
| 室内 | 雨漏りのしみ、カビ、床のきしみ、ねずみや虫の跡がないか見る |
| 外回り | 屋根や外壁のはがれ、雨どい、窓ガラス、塀にひびがないか見る |
| 庭 | 草が伸びていないか、木の枝が隣の敷地や道に出ていないか |
最後に、窓と雨戸を閉め、鍵をかけて、電気を使わないならブレーカーを落としておきます。気になったところは、スマートフォンで写真を撮っておくと、次に行ったときに傷みが進んだかどうか比べられます。
季節ごとに気をつけること
- 梅雨から夏:湿気がいちばんこもる時期。この時期だけでも訪問の回数を増やすと効果が大きい。草もいちばん伸びます
- 秋:台風のあとは、屋根や雨どい、窓ガラスに被害が出ていないか、早めに見に行きます
- 冬:寒い地域では、水道管の凍結に注意。長く行けないなら、水道の元栓を閉めて水を抜いておく方法があります(やり方は地域の水道局で確かめてください)
2〜3か月に1回しか行けないときの補い方
月1回が難しいなら、全部を自分でやろうとしないことです。
- 近所の人に声をかけておく。 何かあったら連絡をもらえるよう、連絡先を伝えておきます
- 見回りだけ外に頼む。 外回りの確認と郵便の回収だけなら、管理サービスやシルバー人材センターに安く頼めることがあります。費用は空き家の管理代行の費用にまとめました
- 自分が行く回は、換気と通水を念入りに。 窓を開けている間に、外回りと庭を見ると時間を無駄にしません
通うのがつらくなったら、持ち続けるかを考える時期
片道3時間を何年も通い続けるのは、体力的にもお金の面でも楽ではありません。管理をやめて放っておくと、傷みが早く進み、自治体から勧告を受けて税金が上がることもあります(実家の空き家を放置するとどうなるか)。
通うのが負担になってきたら、手放すことも選択肢に入れて、一度相場だけ調べておくと決めやすくなります。