公開 2026-11-03

実家の売却で後悔しないために|よくある7つの後悔と、売る前に確かめること

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不動産会社との契約を明日に控えた夜。売ると決めたはずなのに、子どものころの台所や、柱に残った背比べの傷が頭に浮かぶ。一度手放したら、もう戻れない。早まったのではないか。

売ったあとの後悔は、ほとんどが「値段」「税金」「家族」「気持ち」のどれかに集まります。そして、そのどれもが、売る前に手を打てば防げるものです。この記事では、よくある7つの後悔と、それぞれを契約の前に防ぐ方法をまとめました。

実家の売却でよくある7つの後悔と、その防ぎ方

よくある後悔売る前にできること
1社の言い値で、相場より安く売ってしまった査定を2社以上取り、金額の理由を聞く
急いで売って、税金の特例が使えなかった売る前に、特例の条件と期限を確かめる
兄弟に相談しないまま進めて、揉めた売るか・いくらなら売るかを、先に家族で決めておく
写真も形見も残さず、全部処分してしまった片付けの前に、家の写真を撮り、残す物を決める
近所に何も言わずに売って、気まずくなった売り出す前と引き渡し前に、ひと言挨拶する
片付けに何か月もかけたのに、値段に乗らなかった片付ける前に、売り方(仲介か買取か)を決める
売らずに放っておいて、家が傷み税金も上がった持ち続けた場合の費用も、売る場合と並べて比べる

一つずつ見ていきます。

値段の後悔は、査定を2社以上取れば防げる

売ったあとに「もっと高く売れたのでは」と思う人の多くは、1社にしか査定を頼んでいません。比べる相手がいないと、出てきた金額が高いのか安いのか判断できないからです。

査定は2社以上に頼み、金額の根拠を聞いてください。 近くで売れた家の値段、土地の広さ、建物の古さ。根拠を説明できる会社は信用しやすく、説明があいまいな会社は避けられます。仲介と買取では値段の出し方が違うので、両方の金額を並べて見るとよいでしょう。比べ方は残置物そのままで売れるかにまとめました。

税金の後悔は、売る前に特例の条件と期限を確かめれば防げる

相続した実家を売ると、利益に税金がかかります。ただし、条件を満たせば利益から最大3,000万円を差し引ける特例があります(相続空き家の3,000万円特別控除)。主な条件は、1981年5月31日以前に建てられた家であること、相続から3年後の年末まで、かつ2027年12月31日までに売ることなどです。

家族の後悔は、「いくらなら売るか」を先に決めれば防げる

兄弟で相続した家なら、売るかどうかだけでなく、いくらなら売るか、売ったお金をどう分けるかまで、先に決めておくと揉めません。あとから「そんな値段で売るとは聞いていない」と言われるのがいちばんこじれます。分け方と手順は実家を兄弟で売るときの分け方に書きました。

気持ちの後悔は、片付けの前に「残す」を済ませれば軽くなる

家そのものは手放しても、思い出まで全部手放す必要はありません。

相談サイトの発言小町には、気持ちの整理がつくまで、何年も本格的な片付けに手をつけなかった、という体験談もありました。気持ちが追いつかないうちに急ぐことはありません。ただ、空き家のままの期間も費用はかかり続けるので、「いつまでに決めるか」だけは決めておくと楽です。

近所との後悔は、ひと言の挨拶で防げる

子どものころからお世話になった近所の人に何も言わずに売ると、あとで人づてに聞いた相手が寂しい思いをすることがあります。査定や内見、解体の業者が出入りすると、事情を知らない近所の人は不安にもなります。挨拶のタイミングと文例は実家を売るときの近所への挨拶にまとめました。

売らずに持ち続けて、後悔する人もいる

後悔は、売った人だけのものではありません。

相談サイトの発言小町には、友人の実家が売れも貸せもしないまま7年たち、貸すには水回りなどで1,000万円ほどかかると言われた、という声がありました。誰も住まない家は傷みが早く、固定資産税や保険、草刈りの費用は毎年かかります。放置して自治体から勧告を受けると、土地の固定資産税も上がります。

「売って後悔しないか」と迷うのと同じくらい、「持ち続けて後悔しないか」も考えてみてください。

迷っているなら、決める前に相場だけ知っておく

売るか、もう少し持つか。迷っているときほど、数字があると決めやすくなります。査定は無料で、取ったからといって売る必要はありません。

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